安心で優しいお母さん思いの家～共有型

改装前にあった落とし掛けは、DKとリビングとの空間をさりげなく仕切る役割として再利用させていただきました。 はめ殺し障子も、全体の調和と一体感をもたらすようレイアウト。リビングに入ったときのアクセントにもなりました。

既存の壁付けI型キッチンを移設、ダイニングに面した対面キッチンとしました。 キッチン西側に設けたカウンター収納は既存のキッチン扉に合わせました。全キッチンメーカーのショールームをたずねて探しました。吊戸棚との色の違いをまったく感じません。

改装前は正面からだったで、便座に座るのがたいへんなトイレでした。
今回、一坪のスペースにお母様専用のトイレと洗面台を設置。もしものときにも介助が出来る広さとしました。
床は水・キズに強いフロアタイルを採用。ただし、安らぎのあるナチュラルな色で。
手摺：ベッドから立ち上がり用を足し戻るまで連続して手摺につかまれるようにレイアウトをしました。
欄間：思い入れのあった床の間の欄間を丁寧にはずしお母様の寝室に再利用。

あまり使われていなかった２階の和室をたっぷりと収納のある明るい寝室へとリフォーム。2階は子世帯占有スペースなのでプライバシーが保たれます。障子は玄関ホールの明り取り効果があったので残しました。

改装前は飛び石のアプローチでしたが、駐車場からのアプローチを考え、両側に手摺のあるゆるやかなスロープを設置しました。