家の傾きの原因は何? 調査方法や対策方法と共に解説!


「家が傾いてきた気がするが、調べる方法はないか?」と悩んでいる人はいませんか? 家の傾きは、経年劣化でも施工不良でも起こります。放置しておくと家の寿命が短くなるだけでなく、住んでいる人の健康にも悪影響が出ることもあるでしょう。そのため、「家が傾いたかも」と思ったら早めに検査をして原因を突き止め、対処することが大切です。

そこで今回は、家の傾きが起こる原因や対処方法を紹介しましょう。

  1. 家が傾く原因と放置するデメリット
  2. 家の傾きをチェックする方法
  3. 家の傾きを直す方法
  4. 家の傾きに関するよくある質問

この記事を読めば、「もしかしたら家は傾いているかも」と思い当たることがあるかもしれません。家の傾きについて知りたい人は必見です。

1.家が傾く原因と放置するデメリット

なぜ、家は傾きが発生するのでしょうか? この項では、家が傾く原因と放置するデメリットを紹介します。

1-1.家の経年劣化

経年と共に家の下地材が劣化して腐食することがあります。すると、家が傾く可能性があるでしょう。家が建ってから何年かして傾きが発生した場合、家の経年劣化が原因の可能性があります。

1-2.シロアリなどの外部要因

シロアリが床下に巣くうと、根太や大引など家を支える大事な部分が被害にあう可能性があります。その結果、家の基礎が崩れて傾くことがあるでしょう。なお、床下に湿気が入って下地材も湿気を含むようになると、シロアリの被害にもあいやすくなります。また、湿気だけでも床下の下地材が傷むこともあるでしょう。特に、外壁のひび割れを放置していると湿気による劣化がおこりやすくなります。

1-3.地盤沈下や土地の傾き

地盤が軟らかい土地に家を建てた場合、時間がたつと地盤沈下が起こることがあります。また、地下水のくみ上げすぎや大きな地震などでも、地盤沈下が起きることがあるでしょう。それに加えて、大きな地震が発生すると土地そのものが傾いてしまうことがあります。また、地震によって液状化現象が起こると、地盤沈下が起きなくても家が傾くこともあるでしょう。

1-4.施工不良

工務店の施工不良が原因で家が傾くこともあります。一時期「欠陥住宅」と話題になったので、覚えている人もいるでしょう。施工不良の場合、家を建てた直後から傾きが見られることもあります。一戸建てだけでなくマンションでも施工不良が起こることがあるでしょう。

1-5.傾きを放置しておくと家の寿命が短くなる

家の傾きと一口に言っても、その状態はさまざまです。基準としては、3/1000を超えると要注意と言われています。6/1000を超えるとただちに対処する必要があるでしょう。ですから、「家が傾いている気がする」と思ったら、専門家に調査をしてもらうことが大切です。

2.家の傾きをチェックする方法

では、家の傾きをチェックするにはどうしたらいいのでしょうか? この項では、その一例を紹介します。

2-1.簡単にできるセルフチェック

以下のような症状が家に現れている場合は、家が傾いている可能性があります。

  • 家のあちこちに亀裂やひびが入っている
  • 窓やドアの開閉がしにくくなっている
  • 風呂やキッチンなどの水はけが悪くなった

なお、家の中心にビー玉を置いて転がすというチェック方法を見たことがある人もいると思いますが、それだけで判断するのは難しいでしょう。

2-2.専門業者に調査を依頼する

現在では、家の傾きを調査してくれる専門の会社もあります。家が本当に傾いているのかや、どのくらい傾いているか詳しく知りたい場合は、依頼してみましょう。業者によっては相談なら無料というところもあります。

3.家の傾きを直す方法

では、家が傾いていることを直すには、どうしたらいいでしょうか? この項では、リフォームの一例を紹介します。

3-1.建物由来の傾きはジャッキアップ方法がおすすめ

地盤に問題がなく、建物由来の傾きだけならば油圧ジャッキを用いて、建物の傾きを修正する方法があります。この方法だと、3週間程度で傾きが直るでしょう。また、費用も200万円代が相場です。家の傾きを直す方法としては最も安価な方法となります。

3-2.薬液を注入して傾きを直す方法

地震で地盤の液状化などが起こり、家が傾いた場合は、地盤に薬液を注入して傾きを直す方法があります。薬液には、硬質ウレタンやグラウトなどがあり、ジャッキアップ工法に次いで安価なリフォーム方法です。ただし、傾きの修正は5cm程度が限界で、費用が300万円前後かかります。

3-3.土地を補強しながら家の傾きを直す方法

地盤が緩んで家が傾いている場合、アンダーピニング工法という、地盤に鋼鉄製の杭を打ち込んで地盤を安定させ、油圧ジャッキを用いて傾きを直す方法があります。建物由来だけでなく、地盤由来の傾きも直せますが、費用が600万円~と高価です。

4.家の傾きに関するよくある質問

この項では、家の傾きに関するよくある質問を紹介します。

Q.リフォームできないくらい家が傾くことはあるでしょうか?
A.激しい地震が起きたり、欠陥住宅だったりすれば、取り壊ししかないレベルで家が傾くこともあります。

Q.家の傾きはわずかなら放っておいても大丈夫ですか?
A.専門家に調査をしてもらった上で、リフォームしなくても問題ないと言われたら大丈夫でしょう。

Q.家はどうしても傾くものだと聞きました。なぜですか?
A.家は、建てた後少し沈みます。均等に沈むことはほとんどないので、わずかですが傾きが生まれるのです。

Q.家の傾きのリフォームは、安く見積もっても数百万円はかかりますか?
A.はい。大掛かりなリフォームになるので、そのくらいはかかるでしょう。

Q.家の傾きは築何年くらいから起こりやすいですか?
A.家が建っている環境にもよりますが、湿気による影響を受けやすい場所は10~15年前後で傾いてくることがあるでしょう。

まとめ

今回は、家の傾きの原因や対処方法を紹介しました。家は、完全に水平ということはありません。しかし、一定以上の傾きが起こると家の寿命が短くなります。ですから、体感できるほど家が傾いている場合は、できるだけ早く専門の業者に依頼し、傾き具合の検査をして対処法を相談しましょう。