スケルトンリフォームとは? リフォームやリノベーションとの違い


リフォームの方法はいろいろありますが、家をリフレッシュするという意味で、近年、注目を集めているのがスケルトンリフォームです。
「スケルトンリフォームのメリットは?」「成功のコツは?」といった疑問が出てきますよね。また、リノベーションという言葉も知られるようになり、通常のリフォームやリノベーションとの違いはどのようなものか知りたいという意見もあるでしょう。
今回は、スケルトンリフォームとは何かについてご紹介します。

  1. スケルトンリフォームとは?
  2. スケルトンリフォームの特徴は?
  3. スケルトンリフォームのメリットとは?
  4. スケルトンリフォームの費用について
  5. スケルトンリフォーム成功のコツ
  6. スケルトンリフォームでよくある質問
  7. まとめ

リフォームを検討されている方は、どの手法で行うか、迷うことも多いものです。スケルトンリフォームの魅力を知り、リフォーム内容を考えるきっかけにしてください。また、デメリットとなる部分も知っておきましょう。

1.スケルトンリフォームとは?

スケルトンリフォームは家全体を丸ごとリフォームすることです。まず、スケルトンの意味などを理解しておきましょう。

1-1.スケルトンリフォームとはどのようなものか?

スケルトンは、家の骨組みを示す言葉です。つまり、骨組みだけを残して、内装をすべてリフォームすることを意味しています。既存の構造にとらわれることなく、内装をすべて見直すことができるのです。

1-2.スケルトンリフォームの現状

築年数が経過したマンションや一戸建てを購入し、スケルトンリフォームをする方が増えています。低予算で家を購入し、リフォームに費用をかけて、自分の理想とする家に仕上げるというものです。内装や設備がリフレッシュされ、間取りやデザインも自分の好みにできることから、人気が高まってきています。

2.スケルトンリフォームの特徴は?

スケルトンリフォームと通常のリフォームとの差や、リノベーションの違いなどに触れていきます。

2-1.スケルトンリフォームの特徴

スケルトンリフォームでは骨組みを残して、壁・床・天井などは取り払う工事を行います。水回りの位置を変更することも可能ですし、間取りを大きく変えることもできるのです。ライフスタイルに見合うデザインを取り入れ、快適な住宅環境を手にすることができます。

2-2.通常のリフォームとの違い

リフォームは、元のきれいな状態に直す作業を指します。古びたものを新しくし、傷などを修復する作業です。スケルトンリフォームとは定義が全く異なり、経年劣化したものの価値を元通りに回復するために行います。

2-3.リノベーションとの違い

リノベーションは通常のリフォームと似ていますが、修復して付加価値をつけるという点で異なります。古い家でも、リノベーションすることにより、現在のライフスタイルに添うデザインにする作業を指すのです。

3.スケルトンリフォームのメリットとは?

スケルトンリフォームのメリットとデメリットについてご紹介します。

3-1.どんな建物・どんなケースに適しているのか?

スケルトンリフォームは、マンションにも一戸建てにも適しています。家族構成やライフステージに変化があった場合、暮らし方を見直さなければなりません。住み替えをせず、今まで住んでいた家をスケルトンリフォームすることで、ニーズに見合った環境にすることができるでしょう。

3-2.どんなメリットがあるのか?

デザインの自由度が高く、新築のようにリフレッシュすることができます。必要であれば、基礎や骨組みの工事も行うため、耐震性能や断熱性能の向上も期待できるでしょう。古くなった配管や配線の入れ替えもできます。家全体をリフレッシュすることができるのが、スケルトンリフォームのメリットです。バリアフリーの導入もできます。

3-3.デメリットは?

3-3-1.リフォームに適していない場所

リフォームに適していない場所は、共有部分とつながるパイプの接合部分です。パイプは外とつながっているため、移動ができません。

3-3-2.リフォームできない場所

マンションの場合、専用部分は自分の好みに変えることができても、共有スペースは工事ができません。マンションの規約にも記載されていますから、工事前は必ず確認しましょう。

3-4.費用・工期など

スケルトンリフォームは、工事の規模によって、費用や工期が異なります。大規模な工事の場合、1,000万〜2,000万円かかるケースもあるでしょう。工期については、あらかじめ業者とよく相談しておけば安心です。

3-5.スケルトンリフォームにおける注意点

1981年に新耐震設計法が施行されました。一戸建ての場合、法律施行以前に作られたものは、耐震診断を受けることをおすすめします。スケルトンリフォームと同時に、耐震補強をしっかり取り入れましょう。

4.スケルトンリフォームの費用について

前述にて、費用は工事の規模により異なるとご説明しました。一戸建てとマンションでかかる費用の目安を見ていきましょう。

4-1.一戸建ての場合

一戸建ての場合、外壁や屋根などを含めてリフォームできます。スケルトンリフォームにかかる解体・補強・設備などを合わせ、おおよそ600万〜2,000万円が相場です。大規模になるほど費用は上がるため、プランは業者とよく相談してください。

4-2.マンションの場合

マンションの場合、一戸建てより小規模な工事が多いため、記述したものと同様の内容であっても、400万〜1,300万円というのが相場です。面積が狭いほど、工事費用も安くなる傾向にあります。

5.スケルトンリフォーム成功のコツ

スケルトンリフォームは、家を大改造する目的で行うものですから、業者選びなども重要なポイントになります。成功に導くコツを理解しておきましょう。

5-1.費用を抑えるコツ

スケルトンリフォームにかかる費用は、業者によってそれぞれ異なります。業者の見積もりを比較し、一番安いところに依頼するのが、最も簡単に費用を抑えるコツです。しかし、工事内容がずさんでは困ります。なぜ費用が安いのか、裏付けとなる理由をしっかり聞いておきましょう。

5-2.成功のポイント

スケルトンリフォームを成功に導くためには、現在の状態をしっかり把握し、補修や修繕が必要な箇所を特定することが大切です。住宅診断を依頼し、耐震などの問題もチェックしておきましょう。プロの目で判断してもらえれば、劣化や老朽化もすぐにわかります。

5-3.事前に決めておくこと

スケルトンリフォームは、デザインが自由に決められるため、あれもこれもと希望が出てくることでしょう。こだわりすぎると予算がオーバーしてしまうため、何を優先するか決めておきます。デザインを重視するのか、機能を優先するのかなど、あらかじめ計画は練っておくべきです。

5-4.耐震など

前述したとおり、新耐震設計法が施行される前の建物は、耐震設計が弱いものがほとんどです。スケルトンにした状態で骨組みなどを見てもらい、十分な耐震を導入しておけば、家全体をしっかりしたものにすることができるでしょう。

5-5.業者選びが重要

安さより、経験や実績に目を向けて、質のいい業者を選ぶようにしましょう。スケルトンリフォームは通常のリフォームとは違い、高い技術やアイデアを持った業者の選定が求められます。今までの施工事例などを見せてもらい、希望する内容に添うかどうかもチェックしてください。リフォーム内容やデザインについて、さまざまな疑問に丁寧に答え、適切なアドバイスをしてくれる業者なら安心できるでしょう。

5-6.スケルトンリフォーム業者を選ぶときの注意点

スケルトンリフォームは、信頼できる業者を選んでください。質の悪い業者に依頼したばかりに、必要のない部分まで勝手に工事され、追加料金が発生する事例もあります。業者の評判やクチコミなどをチェックしておくのも、安心材料になるでしょう。

6.スケルトンリフォームでよくある質問

スケルトンリフォームで、我が家が生まれ変わるのは嬉(うれ)しいですよね。工事前は不安に感じることも多いことでしょう。質問集を参考にしてみてください。

6-1.スケルトンリフォーム中は仮住まいが必要?

骨組みだけにしますから、住みながらのリフォームは難しいものです。工事中の粉塵(ふんじん)なども考慮し、安全な生活を維持するためにも、仮住まいを準備した方がいいでしょう。

6-2.スケルトンリフォーム後のデザインを絞れない

デザインについては、いろいろやりたいことが出てきて、1つに絞れないという悩みが多いものです。希望をいくつか伝え、業者から提案してもらうという形がいいでしょう。

6-3.工事期間の目安はどのくらい?

工事規模や範囲により異なりますが、1〜2か月を要する場合が多いものです。工事期間の希望がある場合も、あらかじめ業者に相談しましょう。

6-4.見積もりは無料で依頼できる?

ほとんどの業者では、無料見積もりを実施しています。業者によって得意分野やカラーがあり、見積もりで比較できるでしょう。

6-5.スケルトンリフォームはDIYではできないもの?

スケルトンリフォームには高い技術力が必要です。耐震などの問題もあり、安全かつ頑丈な家にするためには、DIYは避けた方がいいでしょう。信頼できる業者に依頼してください。

7.まとめ

いかがでしたか? スケルトンリフォームとは、壁や天井を解体し、骨組みだけにしてからリフォームする工事を意味します。間取りの変更やデザインも自由にできるため、ライフスタイルや家族構成の変化があった場合に好まれている手法です。既存の骨組みをプロが判断し、補強や耐震などを行うため、家の安全性が増すこともメリットとなります。スケルトンリフォームは高い技術力が求められる工事ですから、見積もりで工事内容の差や費用などを見比べ、信頼できる施工実績豊富な業者を選びましょう。