中古マンションをリフォームする際の注意点や相場とは?


中古マンションをリフォームする際の注意点や相場

マイホームを持ちたいけれど、一戸建てを買うには資金が心もとない。
こんな人たちに人気があるのが、中古マンションを購入してリフォームすることです。
中古マンションは立地の割には値段が安く、さらにリフォームすれば古さも気になりません。
そこで、今回はマンションのリフォームにかかる費用や注意点をご紹介しましょう。
一戸建てのリフォームとマンションのリフォームでは、いろいろな違いがあるのです。
そこを理解していないと、「こんなはずではなかった」と思うかもしれません。
中古マンションを購入してリフォームを考えているという方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

目次

  1. マンションのリフォームの特徴とは?
  2. リフォームに向いているマンション、向いていないマンションとは?
  3. リフォームの相場はどのくらい?
  4. おわりに

1.マンションのリフォームの特徴とは?

マンションのリフォームの特徴とは?

まず始めに、中古マンションで行えるリフォームの特徴をご紹介しましょう。
一戸建てのリフォームと何が違うのでしょうか?

1-1.専有部分とはいえ、勝手にリフォームできないところもある

分譲マンションの場合は、同じ建物の中に「専有部分」と「共有部分」があります。
専有部分は室内、共有部分はドアから一歩出た外の部分と考えると理解しやすいでしょう。
しかし、室内にも共有部分が存在します。
玄関のドア、窓枠、ベランダやバルコニーは共有部分とみなされ、勝手にリフォームすることはできません。
また、マンションによってはそのほかの部分も、勝手にリフォームできないところがあります。
詳しくはマンションの契約書に記載してありますので、中古マンションの購入を考えている方は「どこをリフォームできるのか」をよく確認しましょう。

1-2.間取りが変更できるマンションと、できないマンションがある

マンションは、巨大な立方体をいくつもの居住空間に区切った構造です。
ですから、建築方法によっては、内部の間取りが変えられないところもあります。
間取りがある程度変えられるマンションは、コンクリートの壁に囲まれており、内壁が木製だったり軽量鉄骨だったりするマンションです。
また、天井や床の間に空間のあるマンションは照明や水回りも移動できるでしょう。
ですから、壁に向かっていたキッチンを対面式にすることも可能です。
ただし、お風呂やトイレなどの場所は動かせないマンションが多いでしょう。

1-3.規格が決まっている場合もある

マンションによっては、リフォームして設備を取り換える場合、規格が決まっているところもあります。
また、IHクッキングヒーターからガスコンロへ切り替えたいという場合も、許可されるところとされないところがあるのです。
さらに、築30年以上のマンションですと浴室などが狭すぎて特殊サイズのユニットバスしかいれられないところもあります。

2.リフォームに向いているマンション、向いていないマンションとは?

リフォームに向いているマンション、向いていないマンションとは?

では、リフォームに向いているマンションと向いていないマンションにはどのような違いがあるのでしょうか?
この項では、その一例をご紹介します。

2-1.間取りが変更できるマンションはリフォームしやすい

中古マンションが売りに出されるとき、「間取りが変更できます」ということを売りにしている物件もあります。
間取りが変更できるということは、それだけ造りがしっかりとしているということ。
また、古いマンションは各部屋が細かく仕切られている場合が多いので、間取りが変更できればより住みやすくなるでしょう。

2-2.デザイナーズマンションはリフォームしにくい?

デザイナーズマンションのように、個性的な間取りのマンションは浴槽などの設備のサイズが、規格外ということも珍しくありません。
また、間取りも個性的でありながら変更できないという物件が多いです。
ですから、デザイナーズマンションのリフォームはできることが限られ、しかもリフォーム代が高額になりやすいといったデメリットがあります。
デザイナーズマンションはオシャレですし、そこに住むのが一種のステータスになる場合もあるのです。
しかし、家族構成によってはリフォームしても住みにくいですので、購入する際はよく考えましょう。

2-3.築年数が古いマンションは検討が必要

一般的に、マンションのリフォームというと壁紙や床の張り替えなどが多いでしょう。
これだけならば、新築の家を買うのと比べれば大幅に安いです。
しかし、水回りなどは老化しやすいので築年数がたったマンションを購入した場合、浴槽やキッチンなどをすべて取り換えなければなりません。
そうなると、場合によっては新築マンションが買えるくらいのリフォーム費用がかかってしまうでしょう。
マンションは築年数がたったものほど安くなります。
中には一千万円以下の物件も珍しくありません。
しかし、安価なのには理由があります。
また、古いマンションは断熱や除湿の設備が整っていなかったり、劣化していたりするのです。
マンションを見学した際に、押し入れやクローゼットの中、さらに日当たりの悪い北側の壁などにカビがはえているようなマンションは、リフォームしても住みにくいでしょう。
ですから、値段の安さだけで古いマンションに飛びつかないようにしてください。

3.リフォームの相場はどのくらい?

リフォームの相場はどのくらい?

マンションリフォームの相場は、床材や壁材を張り直すだけでしたら百万円前後で完了します。
築10年程度のマンションでしたら、これだけでほぼ新品同様になるでしょう。
浴槽やトイレ、キッチンなどをすべて入れ替えた場合は、二百万円前後になります。
このような設備にはランクがありますから、高いものを選ぶほど工事費は上がっていくのです。
間取りを変えようと思う場合は、五百万円以上かかることも珍しくありません。
ですから、築20年のマンションを一千万円で購入し、五百万円をかけてリフォームすればトータルでかかる費用は一千五百万円になります。
同じ立地条件と広さで、同じ設備のマンションが二千五百万円以上でしたら一千万円程度お得になるわけです。
ただし、マンション自体が古いと、すぐに大規模修繕などでお金が必要になるかもしれません。
また、古いマンションは場所によって、若者が少なく高齢者が多いといった特徴があります。
ですから、そのような場合は、理事会などで面倒事を一気に押し付けられる可能性もあるのです。
「若いのだからできるでしょう」といわれれば、断りにくいと思います。
ですから、マンションを見学するときは、室内の様子やマンションの状態だけで開く、住民の年齢層などにも注目しましょう。
いくら値段が安くても高齢者が多いマンションというのは、若い世帯が出ていく理由がありがちです。

4.おわりに

マンションのリフォームについてのまとめ

いかがでしたか?
今回はマンションのリフォームについていろいろとご説明しました。
まとめると

  • 築年数がやや経過したマンションを購入し、リフォームをすれば安価で好条件の場所にマイホームが持てる。
  • マンションをリフォームしたい場合は「どこまでリフォームができるか」が重要。
  • リフォームする場所が多すぎると、新築と変わらない値段になることもある。
  • 間取りを変えられるマンションの方がリフォームできることが多い。

ということです。
マンションのリフォームは、ここ10年ほどでずいぶん盛んになってきました。
昭和の時代に建てられたマンションが古くなり、値段がぐっと下がったことも理由のひとつでしょう。
また、若い世代ほど平均所得が低いため、「マイホームが欲しいけれど、資金がなかなかたまらない」という方が増えたせいでもあります。
しかし、前述したようにマンションによってできるリフォームは大きく異なるのです。
最近は、古いマンションをすてきにリフォームした物件が雑誌などにも登場しますが、すべてのマンションが同じようにリフォームできるわけではありません。
注意してください。